早乙女太一 〜千年の祈り〜 @ル・テアトル銀座
第1幕は芝居、2幕はショー、3幕が舞踊劇「千年の祈り」の3部構成で、太一くんは1幕では男役、その後は女形で登場。たぶん先日TVで放映されていたハワイ公演と同じ内容だと思います。
生舞台で観る太一くんは華も色気もあって、とても15歳とは思えない才能を感じました。特に女形は本当に綺麗で、仕草などの様式美もすばらしい。歌舞伎役者にも負けず劣らずの芸達者ぶりでした。華と色気は誰にでも出せるものではないので、これは確かに才能なのだと思います。
今後もこの才能に惚れ込む映画監督や演出家が続々と出てきそうな予感がしました。
終演後に「千年の祈り」の衣装で座長と太一くんがロビーでお見送りしてくれたので(取り締まりは厳しかったのですが)間近で見ることができましたが、日本人形のような美しさでした
舞台の内容は多少ネタバレになってしまうので隠します。
「大衆演劇ってこんな感じなのね・・・」というのが総合的な感想でした。芝居にしてもショーにしてもかなりベタな内容で、浅草で上演するのがやはり一番似合っているような。テアトル銀座よりは新橋演舞場という感じですね。トータル3時間はちょっと長かったです。
芝居とショーという構成は、あえて言うならJニーズのそれを思わせるものでもありました。ロビーでは早乙女太一グッズが溢れていて凄かったです。
肝心のパンフレット(2000円)だけは売り切れで、太一くん以外の配役は全くわかりませんでした。いいと思った役者さんも何名かいたのですが識別できず…。橘大五郎から花が届いていたので、多分彼は出ていないんだろうということだけはわかりました。
1幕では男役の太一くんの芝居と殺陣、2幕では女形の舞踊が観られますが、見どころはやはり最後の「千年の祈り」。花魁と男性の道ならぬ恋の果てに心中を決意するも、男の方が先に自害してしまって悲しみにくれる花魁。そして降りしきる雪の中で後を追う、というストーリー(だと思うのですが)、これを台詞なしの無言劇で演じるところが見せ場でした。台詞なしでも花魁の心情が伝わってきて、雪降りしきる白一色の舞台も美しかったです。
BGMは大半が歌謡曲でしたが、それが大衆演劇らしくて良いのかも知れませんね。好みはかなり分かれると思いますが、こういう演劇を見る機会としては良いのではないかと思います。
【theme : 演劇】
【genre : 学問・文化・芸術】
tag : 早乙女太一

